2013年6月16日 ガーラ 国場川にて
リバーGTを求めた思い出
あの日は、ライトゲームをしに那覇にある国場川へ行ってました。
前日の夜から、後輩も私の自宅に泊まっており、朝5時からポイントで釣りを開始。
梅雨明けと同時に夏がスタートするのこの時期は大物が川に入って来ており、あちこちの川にGTやサメ、それから60~70㎝クラスのガーラも入ってきていました。
実際に、先輩が50~60cmクラスのガーラをキャッチしていました。
しかし、この日はライトゲームをするために来ており、大物は狙うつもりも無く、川にかかる橋の上からクワガナー(コトヒキ)やチヌ狙い。
この狙い通りに橋脚周りを回遊してきた43㎝のグッドサイズのチヌをうまいこと喰わし
「よっしゃー!!」と釣り上げ喜んでいたら、
何やら竿を持った白い髪の方(ヨセミヤフィッシングセンターの稔さん)笑
が、「上のほうで、100mくらい走られて切られた・・・ 」
と言い残して帰って行きました。
その後ろ姿は、まるで決闘に破れた「男」そのものであり
オレがリベンジを!
と熱くなったのは嘘です(笑
まだ成し得ぬGTへの挑戦
こんな事を聞いてしまっては、行かずにはいられず
すぐさま私は後輩とポイントへ向かいました!
すると、まだヤツらはいるみたいで時折ベイトのボラが逃げて「ドォン!!」と捕食までしていました。
それを見た自分は、ライトタックルではとても立ち向かえないと思い、後輩に
「一回、帰ろう。」
と言い、
後輩もそれをすぐに理解し
「それがいい。」
と二つ返事。
私達は、すぐに私の自宅に帰り、大型を狙えるタックルを準備し、ボラを泳がせての泳がせ釣りで狙う事にしたのです。
100mも走った魚の正体は!?
ポイントに到着すると朝よりはボイルが起こっていませんでした。
しかしながら、魚がいることは直感で確信。
すぐさま泳がせ釣りのエサとなるボラを「バクダン」で釣り上げました。
ボラを泳がせるポイントは、ガーラがベイトを追い込む川の浅瀬よりちょっと深み。
それは、ガーラがベイトを追い込む自然な習性に適応させる狙いでした。
それからドラグを緩めておき
その時を待ちました。
ちょっとしてすぐに
来てる!来てる!!来てる!!!
興奮して叫ぶ後輩。
すぐにロッドの先を見るとボラが何かに追われて暴れている様子・・・
次の瞬間
「ギィーーーーーッ!!!!」
ドラグを絞め
向こうあわせで掛けるとスゴいパワーのファーストラン!
橋の方へどんどん走っていきました。
しかしスプールを指でおさえてギリギリのとこでファイトしなんとか止まってくれました。
そこからは慎重に慎重に・・・
姿が見えてくると・・・やはり・・・GT!
明らかに10キロは超えている。
しかし、やっと手前に寄ってきたとこでまさかのラインブレイク・・・
60㎝~70㎝くらいだろうと、ハリス10号で挑んだ自分のミスでした。
ラインは歯にあたって切れていました。
その後
自分への怒り、放心状態・・・
が続きました。
最後まで諦めない気持ちで
しかし、ふと我に振り返ると後ろではまだベイトが逃げている様子・・・。
次はハリス80lb にして、仕切り直して同じポイントへ投げました。
そして、30分くらいたった時にまたバイト!!
最初に比べたら軽い。
すぐにこちらに寄ってきましたが、そこはガーラ。
良いファイトで楽しませてくれました。
それが写真のガーラです。
しかし、
心残りは相当にあり、悔しさと後悔。
そして反省・反省・・・
帰りの車の中ではそれらが頭の中をグルグル回っていました。
そして、もうひとつ強烈な思いが!
これからは、ルアーで狙おう!!
とそんな反省と決心をくれた思い出のガーラです。